1月17日、宮城県主催、せんだい・みやぎNPOセンター企画・実施の人材育成研修に参加しました。宮城県内複数の地域で行われているもので、今回は岩沼で開催。講師はIIHOEの川北秀人さんです。

 川北さんのブログから当日の講義資料がダウンロードできます。

石巻&岩沼で「社会を変える組織づくり」研修でした!-川北秀人on人・組織・地球

 これは!というポイントはいろいろあったのですが、特に岩沼関係の方々に伝えておきたいのが、岩沼での65歳以上人口の推移です。

 川北さんの講義資料の17ページをご覧ください。岩沼市での65歳以上の高齢者の人口は1990年の4369人から2010年は8732人とほぼ倍に増えました。これが2030年には12387人と予測されていて、2010年から4割ほど増える計算になります。率だけで見れば、もっと高齢者率が高い自治体はありますが、岩沼は今後もハイペースで高齢者の絶対数が増えていくのですからそれに対する備えが必要です。

 すでに少子高齢化が進んでいる地域だと、人口減少も進むため、今後は高齢化率は上がっても、高齢者数自体はあまり増えません。そうすると、そうした地域では新たに高齢者施設を整備したりなどする必要は薄いわけです(もちろん、そうした地域では少ない生産年齢人口で高齢者を支えないといけないという課題があります)。

参考:高齢者の増加で、首都圏はある時突然ダウンをする(システムエラー) – 未発育都市

 将来の人口構成も見据え、起きうる事態を予測しながら地域課題に取り組む必要があります。(布田)