設立の趣旨
私たちの暮らす地は、今、東日本大震災により数多の困難に直面しています。そうした困難に対し、多くの人や組織が立ち上がり、復興に向けて助け合い、支え合い、励まし合う活動を続けています。今回の震災は、私たちに大きな試練をもたらしましたが、その一方で私たちは、人が社会的課題に立ち向かう力の強さを改めて認識することとなりました。
社会をよりよくしようと活動する人や組織は、たとえ世の中に知られてなくても、地上に輝く星というべき存在です。私たちが震災からの復興を成し遂げ、その先に続く未来をつくっていくには、こうした地上の星たちを支え、増やしていかなければなりません。なぜなら、誰かに社会づくりを任せたままでは、社会に対する不平不満から逃れることができず、そこに希望に満ちた未来を描くことはできないからです。
私たちは、私たちひとりひとりが地域づくり・社会づくりにかかわっていく社会を実現するために、人や組織には社会的課題を解決する力が本来備わっていることを信じ、その力が社会のために発揮されるように後押しします。そして、人が互いを大事にし、敬い合う関係性が基盤となった社会を築いていきます。
そのための組織として、特定非営利活動法人地星社をここに設立します。
2012年11月18日