仙台でコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップの説明を聞く機会がありました。

「日本人に眠る能力を引き出したい」オバマ氏を大統領にした「コミュニティオーガナイジング」を広める鎌田華乃子さんに聞く「未来のつくりかた」

 コミュニティ・オーガナイジングを平たく言うと、社会運動すなわち市民による社会変革の手法を体系化したものとなるでしょうか。

 提唱者のマーシャル・ガンツ博士は60年代の公民権運動を始め、さまざまな草の根の市民運動に実際にかかわってきたそうです。2008年のアメリカ大統領選挙で、オバマの選挙参謀も務めたとのこと。さらに市民団体向けにコミュニティオーガナイジングのワークショップを開催しているそうです。

 日本でも、NPO支援センターによるNPO向けのさまざまな研修がありますが、「社会を変える」ための研修は少ないように思います。定番なのは、資金調達、情報発信、ファシリテーション、会計・税務といったあたりでしょうか。

 コミュニティ・オーガナイジングのような「社会を変える」ための手法も、もっと研究されたり、セミナーが行われるようになってもよいと思います。(布田)