雲南市のおっちラボのみなさんと、みやぎ連携復興センターの視察の2日目です。れんぷくとおっちラボのみなさんとは仙台市宮城野区の蒲生地区で合流。この日は地星社は布田の他に、会員のMさんも一緒でした。まず、れんぷくの吉田さんからこのあたりの地域の状況について説明していただき、それから名取市閖上に移動。日和山などを視察したのち、丸森町筆甫(ひっぽ)地区に向かいました。丸森町は宮城県最南端の町で、筆甫地区はその中でも一番南の地区。福島県に接しており、福島第一原発事故の影響も受けています。

 筆甫では、筆甫地区振興連絡協議会事務局長の吉澤さんより、筆甫地区の地域づくり活動と震災後の状況について説明があり、おっちラボの矢田さんから雲南市での取り組みについてご紹介いただきました。

たたら製鉄
たたら製鉄の様子

 筆甫地区では江戸時代にたたら製鉄という技法で製鉄が行われており、それを現代によみがえらせる活動が行われていて、ちょうどこの日にやっているとのことで、製鉄の様子も見せていただきました。慶長15年頃に筆甫に住みついたキリシタン武士が製鉄の技法を伝えたとのこと。筆甫には、こうした他にはない文化や歴史など、地域の魅力がいろいろありそうです。(布田)